|
エッセイ95-Essay95-2003.01
< 流氷あいすらんど共和国> |
||||
二十年ほど前、道内各地で「町おこし」を名目に様々なグループが旗揚げしたがそれらの多くはいつの間にか消滅した。ただ紋別の流氷あいすらんど共和国のみが健在で、今では当市冬季観光の中核を担っている。加えて本当のアイスランド共和国とも国交を持つなど意気盛んである。また国名には「アイス」と「愛す」の意味がこめられ、これがひらがな表記、「あいすらんど」の由来となっているのである。 流氷祭りが近ずくと国内各地から参加したヘルパーも加え、 四十名近い国民が夕食後三々五々集まりそれぞれ特技を発揮し準備に励む。
名物イベント、流氷結婚式の前夜など、氷点下20度の凍てつく星空のもと深夜まで会場作りに精をだす。勿論すべて無償の行為だ。大の男が、家庭のことも忘れて無心に氷を削る姿にはいつも感動する。
はじめ、冬の寒さを逆手にとって楽しく遊んでしまえ、一緒に楽しみたい人も大歓迎、と集まった青年達も今ではいいオジサン、オバサンである。しかし心は純粋。無邪気にはしゃぐ姿はかわいいものだ。 現在2月1日の開国をにらみながら急ピッチで作業が進められているが、自己申告でメディア大臣に就任した私もデジカメをかかえて、深夜に及ぶその作業する姿を追っているのである。 |
||||
|
ご意見・ご感想をお寄せください。 |