エッセイ77-Essay77-1999.07

<二匹目のドジョウ>

 前回(3月11日)本欄で、白樺樹液が白樺花粉症に効果があるようだと書いた。そしてシーズン到来の四月中旬から五月初旬にかけて毎日五百ミリリットルくらい飲み続けた。
  また、自分だけでなく、例年重度の花粉症に悩まされてきた知人にも届けて飲んで貰った。その結果、私たち二人とも全くやられなかった。今のところ科学的裏付けはないが、効果があること間違いない。

 そこで六月中旬から、ヨモギを干し、お茶にして飲み始めた。

sakura
遊 歩 道
というのも私は、いつも八月中旬ころ、ヨモギ花粉症にもやられてきたが、白樺と同じく、ヨモギ飲めばヨモギ花粉症から逃れられかもしれない、と考えたからである。要するにあのつらい花粉症を免れるなら何だってやってみたいのだ。

  そのヨモギであるが、健康関係の雑誌でも、様々な効用が紹介されている。確かに、半月あまり飲んでみて、何か私の健康を支えている機構に働きかけているように感じられる。ここ数年爪の色や形がおかしく、要注意だなーと思っていたが、それが改善され始めた。
ショウブ

 もし今年、ヨモギ花粉症が出なかったら、一石三鳥くらいに効いたといえよう。
 果たして二匹目のドジョウはいるか。
 雑草と呼ばれ、普段見向きもされないような草々が思わぬ力を秘めている。古来我々の祖先は、深く研究しそれを利用してきたが、現在はすっかり化学製剤頼りになって、かえって体を痛めていることもあるのではないだろうか。
  抗生物質を栄養にしてしまうウィルス出現が報告されてもいる。こういう現状を踏まえて、時には祖先の知恵に帰ってみることも必要ではないか。
 木の絵を見るだけでも血圧など体調が整えられるとのことだが、私はほとんど毎日、数時間を、鬱蒼たる森の気を浴びながら小鳥や草花と戯れすごしている。


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