Forest of OKHOTSK
エッセイ9-Essay9-   18.07.1996

<枝焼き>


 ここ2週間、松の枝降ろしに励んでいる。前半寒いくらいの日和だったが、かえって暑さにばてることなく仕事はすすんだ。その枝や昨年降ろした枯れ枝を集め火をかけた。
 火災予防週間が近いので、うかつに森で火を使うとその筋からお叱りを受ける。
 しかしぬかりはない。森にはまだところどころ雪が残っているので、周りをそれで囲み万全の気配りの上でやっている。やっかいな雪も使いようである。
 いつも作業を始める前に白樺に仕掛けをしておく。2、3時間も働き続けるとお腹が空くし喉もかわく。
一区切りついたところで樹液をお茶がわりに、サンドイッチやおにぎりを食べる。なんと贅沢をしているものかと、つくずく思う。
  今日おもしろい発見があった。ひとつは、木によって液の甘みが違うということ。
 もうひとつは、樹液でコーヒーを入れると、あのコーヒー特有の苦みがきえてしまうこと。
 香りは変わらないがまるで別の飲み物になってしまう。それぞれの成分のうちの何かが化合するのだろう。
ちなみに白樺樹液の成分について述べておこう。
水、99.4%。あとはミネラル分として、カルシウム、カリウム、リン、ナトリウム、亜鉛、鉄などである。
 ほかに蛋白質、炭水化物となっている。蛋白は、0.08%の含有率。これは樹液を商品化して販売をしている美深町の関係者から教わったものである。
 北国住まいの我々の身近に白樺はたくさんある。興味のある方は、是非採取して試飲していただきたい。5月に入ると採れなくなってくる故、今のうちにおためしを。


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