エッセイ14-Essay14- 18.07.1996
<ツツジ公園>
森の奥に、5メートルほどの小山がある。上は少し窪地になっていて、そこにはエゾ紫ツツジが群生している。
ここは道路から見えにくい所だったので、こうしてたくさんのこったのだろう。私が子供の頃、家の近くの野原にそれはたくさん咲いていたが、いつの間にか、目に付くところにはほとんどみあたらない。
各家庭の庭に移植され尽くしているのだ。
今日、妻と2人でこの小山に登り、その場所をツツジ公園にしようと、草を刈ったり小枝を払ったりと、仕事に精を出した。
冷たい風が吹き付け耳が痛くなったが、はやくも蕾が少し割れて、紫色が顔をのぞかせていた。近いうちに咲き始めるだろう。
満開になったらここで花見をしようと、その日を楽しみに作業した。坂道にブロックを埋めて、歩きやすいようにしようとか、あれこれ楽しみながら設計をしている。
たった一ヘクタール(3,000坪)の森だが20年たっても、いまだ手がまわりきらない。この春の内に、息子の手が空いたら、笹を広い範囲で刈ってもらい、私専用の公園を、現在の3倍ほどにも広げたいと考えている。
笹を刈り広くあけておくと、さまざまな草花や樹木が育ってきて、森の観察が一層楽しいものになるからだ。
ただ、あまりきれいにしてしまうと、小鳥達の隠れ家がなくなるので、どのあたりでやめにするか、判断の難しいところである。ウグイスがずいぶん巧く歌うようになった。
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