<行者ニンニクを求めて>
昨19日、日曜日、行者ニンニクを探して2時間あちこちの沢を駆けめぐった。
森を手に入れてから20年になるが、いまだ近くにそれの群生する場所を発見していない。それが面白くなくて、きっとどこかにあるにちがいないと、でかけたのであった。
その途中、いろいろ珍しい発見があった。ざぜん草の群落地といえば、コムケ湖のキャンプ場奥しかしらなかったが、我が森のすぐ近くで二カ所みつけることができた。
これでお客さんを遠方まで連れ出さなくてもすむ。座禅草は水芭蕉に形は似ているが、色は全くちがう。
片や純白、片や、紫がかった茶。一株私の森に植えようかと、ひっぱったが、つよく抵抗されて、引き抜くことをあきらめた。
山奥の道、車を坂にまかせてゆっくり転がしていたとき、腹が黄色いキセキレイが二羽、道に降りているのにきがついた。車が近ずいても逃げないので、私は彼らが飛び立つのを待つことにした。
その間にじっくり体の特徴などを観察していた。と、突如彼らがパット宙に飛び立つとほとんど同時に、何者かが襲いかかってきた。
一瞬鳩かと見えたが、それは小型のチゴハヤブサであった。
キセキレイも必死に身をかわし、森の中に逃げ込みかろうじて難を逃れることができた。私は常ずね小鳥を見ながら、なんと落ち着きのない連中だろうと思っていたが、彼らが生き延びていくには、常にビリビリ神経を尖らせていなければならないのだと、初めて思い知った。
私はこれまでこの近辺の森ではエゾ松を見たことがなかったが、その探検の最中に初めてそれをみつけた。
さらにその苗が自生しているのもみつけた。近い内にシャベルをもって取りに行くつもりだ。我が森の一部にエゾ松林をつくろうとかんがえている。
いいものをみつけた。それは川のほとりに転がっていた、直径50センチもある大木である。樹齢200年ほどか。きっと長い間川に埋まっていたのだろう。表面に樹皮は全くなくて、しかも虫食いになっていない。
道路工事の際、重機で岸辺に引きあげられ放置されたのだと思う。
長さは3、4メートルもあるので、チエンソーで輪切りにして運んでくるつもりだ。これは様々に利用できる。
そしてついに我が森から車で3分ほどの所で、行者ニンニクを発見した。大きな群落ではないが、我が家で食して楽しむくらいはあった。形もいい。これで来年からはウツ方面に遠出しなくてすむ。森は本当に宝の山である。